撮影機材や留意事項など
航空機を撮影するのに必要なものや留意しておくことです。
・撮影に必要なものと設定は以下の通りです。(良い > 悪い)
ファインダーとSAM(シャッターと絞り優先の自動露出、マニュアル)のモードがあるカメラ。
AF(自動焦点)なしでも撮れますがテクニックと熟練が必要です。
上級者はAE(自動露出)なしのマニュアルやファインダーなしのLCDでも撮れますが難易度は高いです。
撮影の難易度は一眼レフ < ミラーレス一眼 << コンパクトカメラ(コンデジ)<< スマホです。
一眼レフとミラーレス一眼の主な差(2023年5月時点)、新製品はミラーレス一眼が主流です。
ファインダーの見やすさ: 一眼レフ >> ミラーレス一眼
画質と色味: 一眼レフ =< ミラーレス一眼
AF(自動焦点)の精度: 一眼レフ < ミラーレス一眼
高感度撮影の品位: 一眼レフ =< ミラーレス一眼
バッテリーの使用可能時間: 一眼レフ >> ミラーレス一眼
交換レンズの選択肢: 一眼レフ >> ミラーレス一眼
大きさと重さ: 一眼レフ = ミラーレス一眼
35mm換算の焦点距離が50mm〜600mm程度の標準・望遠系ズームレンズ。
35mmとは銀塩時代の標準的なライカ版のフィルムサイズ(35mm × 23.5mm)です。
デジタルカメラでは以下の換算値となり400mmのレンズはDXのカメラでは600mmに相当します。
一眼レフのフルサイズ(FX):等倍(1倍)
APS-C(DX):1.5倍
フォーサーズ、マイクロフォーサーズ(4/3"):2倍
1"(CX):2.7倍
1/500以上のシャッタースピード。
タクシングは25Km/h、離着陸は336Km/h以下ですが距離があるのでこの程度で止まります。
ターボブロップ機やヘリコプターはプロペラやローターの動きを表現するため1/400以下にします。
1/500以下のシャッタースピードでも撮れますがスキルとテクニックが必要です。
・撮影の際に留意することは以下の6つです。
展望デッキでは帽子やビニール袋などが飛ばされないように注意する。
エプロンやランウェイまで飛ばされてしまうと運航に影響が出る可能性もあります。
海風などが強いときには思わぬ突風が吹くこともあります。
セキュリティ関連の施設や装置などは撮らない。
空港内のみでなく周辺地域にも保安・公安関係のものがあります。
明示的に撮影禁止と掲示されている場合もあります。
見知らぬ他人(航空ファンも)は鮮明に写らないようにする。
個人情報保護法や肖像権への配慮です。
展望デッキのスナップなどで個人を特定できない大きさならばOKです。
もちろん本人の許諾を受けていればOKです。
展望デッキからの撮影ではフェンス(ワイヤータイプ)を曲げたりずらさない。
ワイヤータイプなので少しなら上下に広げても良いですが必ず元に戻して下さい。
レンズフードの直径は大きいので外してから広げて下さい。
常識的なレベルを越えるとガードマンから注意される場合もあります。
連続して離着陸するランウェイ上にはエンジンの排気が滞留することがありAFが正しくてもボケます。
排気の滞留には陽炎と同じような効果があり激しい場合はクレヨンしんちゃんの絵のようになります。
排気の滞留は風向や風速に左右され高度10m以上に達することもあります。
手前にランウェイがあるときはそのバック(見通し)も同じように影響を受けます。
エプロンやハンガーでの駐機中もAPU(補助エンジン)が電力を供給していると胴体の後部から排気が滞留します。
もちろん映像表現として活用する場合はOKです。
可能な限りレジが見えるショットを撮影する。
レジは民間機の識別番号で日本ではJAxxxxが標準です。
レジを指定して検索すると航空会社や機種を特定できます。
レジは主翼、機体後部や垂直尾翼などにあります。
航空会社によってはノーズギアのカバーにレジの一部または独自の識別番号が書かれている場合もあります。
FlyTeamにアップロードする際にはレジを求められます。
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