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晴れた空



晴れた空を撮る際には過剰な露出補正をしないで、レタッチも雰囲気を変えないように留意することがポイントです。 空の色は天気、陽射し、時刻と方角によりいろいろ変化します。デジタル写真はモニター上でRGBの16,777,216色(R:256 G:256 B:256)により色を表現しますが、自然色の完全な再現は不可能で現代のデジタルカメラにも限界はあります。

晴れた日中の空は日本語で青い空、群青色の空、水色の空、紺色の空、碧い空や蒼い空などと呼ばれています。これらの色に相当するRGBの値は正式に定義されていませんが近い色は下表の通りで、skyを含む名前はdeepskyblue、lightskyblueとskyblueの3色です。

空が広いフレーム: 広がる雲の上だけでも色味はかなり異なり、左右と上下の差は大きく不均一で複雑なグラデーションが交錯しています。
左上: R53 G86 B140 右上: R25 G55 B109
左下: R117 G149 B190 右下: R74 G105 B151


空の色味: 晴天の青空でもRGB値を見るとかなり違いのあることが分かります。
相対的に暗い空 左上: R64 G106 B154Bの強い空 左上: R62 G100 B171 明るい空 左上: R85 G125 B174
Rの弱い空 左上: R42 G108 B192Rの強い空 左上: R141 G178 B222


空が狭いフレーム: 空の色味を保つことを優先してレタッチすると左右と上下のRGB値は異なり自然な雰囲気。 パッと見は均一なブルーバックでも実際は微妙に不均一かつ複雑な色味です。
左上: R57 G88 B143 右上: R55 G88 B142
左下: R60 G97 B149 右下: R61 G100 B155



空が狭いフレーム: 空のJPEGノイズを消すことを最優先にして塗り潰しツールでベタ塗り(不透明度100%、許容値255)するとフレームの空、左右と上下のRGB値は同じになり不自然。 過剰にレタッチすると画(写真)ではなく絵(空を合成)になります。
左上: R58 G88 B143 右上: R58 G88 B143
左下: R58 G88 B143 右下: R58 G88 B143

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