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デジタルカメラの作画 Art/Creative/Effect


デジタルカメラは銀塩フィルムカメラと異なり撮像素子(CMOSなど)に露光された光を単に記録するだけでなく多種多彩な映像表現が可能です。これは写真を英語でPhoto(写真)またはPicture(写真、絵画、グラフなど)と言うように、実際の被写体を忠実に描写するPhotoとは異なりデジタル処理によりPictureとして作画(映像表現)するものです。

Photoとして普通に撮影したデジタル写真(銀塩フィルムなどをスキャンした写真を含む)も撮影後にPhotoshopなどのレタッチソフトにより自由自在に加工して作画できますが、特定の意図で撮影したPictureとは意味が異なります。

Photo: 被写体を忠実に描写 - カラーバランス、ハイライトやシャドーなどの補正、露出補正など
Picture: 被写体を撮影意図に応じて作画 - モノクローム、色温度/色調/彩度/明度などの変更や加工など

また、いわゆるシーンモード(人物、風景、夕景、夜景など)は銀塩フィルムカメラの時代からあり、露出(絞りとシャッタースピード)を自動補正して(実物より)綺麗に撮るためのものですが、特定の意図で撮影(日中に敢えて夕景を指定など)するとPictureとして作画することもできます。

なお、写真のコンテストなどではデジタルカメラやレタッチソフトにより作画した写真を禁止して選定対象外にすることもあるので注意が必要です。コンテストの規定は様々(白黒写真はOK、セピアもOKなど)なので、可能であればPictureのみでなくPhotoも撮影しておくことを強く推奨します。

以下は代表的なデジタルカメラの作画(2023年7月時点)です。同じメーカーやシリーズでも機種により機能の有無や仕上がりなどの差があり、似たように撮れても同じ結果にするのは困難です。

Canon
1.Creative Filters 2.Picture Style Characteristics
FUJIFILM
1.FILM SIMULATION
Nikon
1.EFECT/Special Effect
2.Creative Picture Control
OLYMPUS
1.ART/Art filters
2.Color Filter/monochrome pictures
3.Monochrome Color
RICOH/PENTAX
1.Custom Image
2.Digital Filter
SONY
1.Picture Effect
2.Creative Style
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