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ASAKAZE #1



元祖ブルートレインの「あさかぜ」が2005年2月末で廃止されると知って、最後の活躍を見に行きました。 戦後初の寝台特急(10系+α)として1956年11月19日に東京〜博多の運転を開始、1958年10月1日から初代ブルートレイン(20系)となった名門が消えるのは寂しい限りです。 構想のみに終わっている新幹線の寝台特急として、復活する可能性はあるのでしょうか?

東京駅の10番線に掲示されている東海道本線の夕方以後の時刻表です。

東京発の寝台特急は全盛期(1977年)に9本運転されていましたが、現在は急行を入れても6本のみでした。

1977年
16:30 さくら(長崎・佐世保)16:45 はやぶさ(熊本〜西鹿児島)17:00 みずほ(長崎・熊本)18:00 富士(大分〜西鹿児島)18:20 出雲(浜田)18:25 あさかぜ1号(博多)19:00 あさかぜ2号(下関)19:25 瀬戸(宇野)20:40 いなば・紀伊(米子・紀伊勝浦)22:45 急行銀河(大阪)

1977年臨時
18:45 あさかぜ51号(博多)21:55 急行銀河51号(大阪)23:59 急行銀河52号(大阪)

2005年
16:56 富士(大分)18:03 さくら・はやぶさ(長崎・熊本)19:00 あさかぜ(下関)21:10 出雲(出雲市)22:00 サンライズ瀬戸・出雲(高松・出雲市)23:00 急行銀河(大阪)


2005/02/07 東京駅10番線
JR東海道本線

東京駅の10番線に掲示されている列車案内です。 18:00には早くも19:00の「あさかぜ」、さらに19:50の通勤快速まで表示されていました。

「あさかぜ」の入線時刻は18:50頃なので、各々1時間近く列車が全く来ないことになります。 東海道本線の始発駅とは思えない寂しさを感じました。

2005/02/07 東京駅10番線
JR東海道本線

列車案内には英文が和文と交互に表示されていました。 しかし、プラットフォームを1号車から9号車まで歩いて見ると、外国人どころか数人の鉄道ファンらしき人しかいません。

1970年代には寝台券が数時間で売り切れ、夜間の長距離列車を待つ人たちがホームに列を成していましたが、現在は全く人気が無いようです。 発売開始後90秒で寝台券が売り切れるのは、2005年2月28日の最終列車だけなのでしょうか?

2005/02/07 東京駅10番線
JR東海道本線

「さくら・はやぶさ」の回送をした後に、東京駅の待機線で「あさかぜ」の入線を待つEF6649です。

150mmのレンズでは、左下に小さく写すのが精一杯でした。

2005/02/07 東京駅
JR東海道本線 9番線より有楽町方面

18:49に「出雲」の牽引機となるEF651113が「あさかぜ」を回送してきました。

10人位の鉄道ファンが出迎えて、「あさかぜ」の最後尾にフラッシュを浴びせています。

1970年代には本務機が自力で回送(現在は新幹線ホームになった12番線または13番線)して、機回し線(ホームのない11番線)を使って先頭に再連結していました。

このため、最後尾を隠すものは全く無く、乗客は盛んに記念写真を撮っていました。

2005/02/07 東京駅10番線
JR東海道本線




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