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都電 vs 阪堺電車



ここでは都電と阪堺電車の違いを紹介します。(あいうえお順)
運転区間
都電は三ノ輪橋〜早稲田または荒川車庫前、荒川車庫前〜早稲田または大塚駅前の4種類、阪堺電車は恵美須町〜浜寺駅前または我孫子道、天王寺駅前〜住吉公園、天王寺駅前〜浜寺駅前または我孫子道の5種類が基本です。
運賃
都電は160円、阪堺電車は200円で関東と関西の運賃差を反映しているようです。
駅名標
都電はほとんど全て標準形、阪堺電車は併用区間の丸い古風なものから国鉄風までバラエティに富んでいます。
貸切
都電には貸切専用車はなく、阪堺電車はモ161が専用車で、他の電車も使われます。
架線柱
都電は王子電軌の白色メッシュと荒川線以前の緑色円柱、阪堺電車は灰色メッシュと白色2本柱が伝統的で、現在でも残っていて見られます。
カラーリング
基本となる標準色は都電が白/黄緑、阪堺電車は濃緑/薄茶と黄緑/白です。都電と阪堺電車のPR相互乗入記念塗装は、こちらにあります。
軌間
都電は1372mmで路面電車の標準、阪堺電車は1435mmで新幹線と同じですが、南海本線は1067mmです。
クロッシング
都電には無く、住吉に阪堺線と上町線のクロッシングがあり、電車が渡る時の音は豪快で南海本線の住吉大社にいても聞こえます。
広告
都電はラッピング、阪堺電車は路面電車では標準的な広告板、ペイントとラッピングがあります。
混み方
都電は乗換路線のある町屋、王子、大塚駅前と観光地の庚申塚で降りる区間利用が多く、阪堺電車はあまり偏りが無いようです。

都電は山手地区(やまのて)を通るため、大塚駅前〜学習院下はアップダウンが多く、阪堺電車は南海本線や道路のオーバーハング以外、ほぼ平坦です。
車庫
都電は荒川車庫前、阪堺電車は我孫子道にあり、どちらにもトラバーサーが備えられています。都電の車庫は見学できませんが、阪堺電車は許可をもらえば可能です。
車両運用
都電は入出庫が多くて頻繁に交代、阪堺電車は基本的に終日運用ですが不調車の交換はあり、どちらも路面電車らしく増発があります。
ジョイント音
都電はややうるさく、阪堺電車はかなり静かです。 走る速度とは関係が無いようで、理由は不詳です。
進行方向
都電は荒川車庫がデルタ線のため車両の向き(進行方向)が不定、阪堺電車は固定です。
信号所
都電は王子駅前にありましたが廃止、阪堺電車は住吉にあり、ポイントを切り替えています。
ステップ
都電は荒川線に変ってからプラットホームをかさ上げしてステップが低くなり、阪堺電車は路面もあるため高くなっています。
線形
都電は大まかに北西〜西〜南西方向、阪堺電車は神ノ木〜住吉を除き南南西〜南西方向に伸びています。
専用軌道
都電は王子〜飛鳥山以外の88%、阪堺線は東玉出〜住吉鳥居前以外の89%、上町線は王寺駅前〜松虫と北畠〜帝塚山四丁目以外の50%です。
前照灯
日中はどちらも点灯せず、夜間になると都電は常時、阪堺電車は停車時のみ消灯します。
走行音
都電の7000形、阪堺電車のモ161形とモ351形は吊り掛け式モーターで豪快な音がします。
タイフォン
都電はプァンと電車風、阪堺電車はファオ〜ンでトラック風です。
ダイヤ
日中の運転間隔は、都電が5〜6分で不定期、阪堺線は12分、上町線は12分、天王寺駅前〜住吉は6分の定時制です。
チン電
都電は発車ベルが「チンチン」なので一部の子供からチンチン電車、阪堺電車は降車ボタンが「チン」なので?一般的にチン電と呼ばれています。
通過
都電は乗降客のいない電停は通過、阪堺電車は定時制なので?乗降客がいなくても停車します。
停車位置
都電はほぼ一定、阪堺電車は後乗りで車種によってドアの位置が違うので?微妙に停車位置が異なります。
電停
正式名称は都電が停留場、阪堺電車は駅ですが、路面電車では一般的な電停と表記しています。 有人の電停は阪堺線の恵美須町、我孫子道と浜寺駅前、上町線の天王寺駅前と住吉公園のみです。
乗り方
どちらもワンマン運転で、都電は前乗り先払い、阪堺電車は後乗り後払いで、天王寺駅前では駅員さんに払います。 なお、阪堺電車にはシルバーシートがありません。

主な橋梁は都電の面影橋付近(神田川)と王子駅前付近(石神井川)、阪堺電車の大和川付近(大和川)と石津付近(石津川)にあり、大和川以外は短い橋梁です。
速さ
表定速度は荒川線が13.7Km/h、阪堺線は18.4Km/h、上町線は17.3Km/hです。
パンタグラフ
どちらも大型パンタグラフ、Zパンタとシングルアームがあります。
踏切
どちらもありますが、阪堺線には本線級の大型踏切が南霞町などにあります。
フリー切符
どちらも車内で買えて、都電一日乗車券は400円、阪堺電車のTakeTake(てくてく)きっぷは600円です。
併用区間
都電は王子〜飛鳥山、阪堺線は東玉出〜住吉鳥居前、上町線は王寺駅前〜松虫と北畠〜帝塚山四丁目です。
ベンチ
どちらも専用軌道の電停にあります。 都電は禁煙ですが、阪堺電車で喫煙可の電停には吸い殻入れもあります。
ポイント
どちらもスプリングポイントがメジャーですが、阪堺電車には普通のポイントもあります。
放送
都電の電停には放送設備がなく2駅前までの走行位置を表示、阪堺電車は放送設備のみで、遅れなどがアナウンスされます。
歩道橋
都電は飛鳥山と王子にありますが、阪堺電車には無いので上から撮るのは難しい?

都電の7000形、阪堺電車のモ600形とモ700形は2段窓、それ以外の車両は1段または固定窓です。
冷房
阪堺電車のモ161形のみ冷房装置がありません。このため、モ161形には夏休みがあります。

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