4.絞りとシャッタースピード
露光量はレンズの明るさ、絞りとボディのシャッタースピードで決まります。
レンズの明るさはボディの露出計(TTL測光)による計測値に反映されるためロジックとは無関係です。
Nikon D3200 ISO200 1/500sec F9
モードA〜絞り優先オート 描写力を優先するため絞り優先。
Nikon D7100 ISO250 1/1250sec F9 -0.3EV
モードS〜シャッター優先オート 動体ブレを防ぐためシャッター優先。
AE(自動露出)には3つのモード(PAS)があります。
モードMはマニュアルでレンズの絞りとボディのシャッタースピードを設定します。
P program プログラムオート
A aparture 絞り優先オート(停止した飛行機または十分に明るい光量)
S shutter speed シャッター優先オート(動いている飛行機)
モードPはカメラ任せ、モードAは絞りを指定してシャッタースピードは自動設定、モードSはシャッタースピードを指定して絞りは自動設定です。
モードPは風景写真を指向した機能でISOは低感度、絞りはF9を目指したパターンのためシャッタースピードは遅く高速の飛行機には向かないため推奨できません。
露出補正とはAEが自動設定する絞りでは意図する露出にならない場合、強制的に絞りを補正する機能です。
試し撮りをした撮影結果をLCDで確認して-1.0〜+1.0の範囲をメドに補正します。
補正値が-1.0未満または+1.0を超える場合はAEは使用しないでモードMでマニュアル撮影することを推奨します。
なお意図してハイキー(やや露出オーバー)やローキー(やや露出アンダー)に撮影するときも露出補正を利用します。
Nikon D7200 ISO1000 1/1600sec F10 -0.3EV
ハイキー〜豪雨の雰囲気を描写するためやや露出オーバーに設定。
Nikon D7100 ISO1000 1/500sec F5.3
ローキー〜日没直後の空をきれいにを描写するためやや露出アンダーに設定。
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