高崎に近付くと冠雪した山地が見えてきましたが、上田付近の山間の麓にはほとんど積雪がありません。
温暖化の影響なのか既に積雪は溶けてしまったのか? 雪景色はあきらめて冠雪した高山を探すことにしました。 上田の駅舎は新幹線の開通時に改築されたようで、上田交通別所線は新幹線の改札口と同じフロアにあります。 改札口からプラットホームに入ると、眼の前に廃車されたはずの丸窓電車が停まっています。 不思議に思って車内に入ると、コレが丸窓の正体でした。 2010/02/21 上田交通別所線 上田 別所温泉行き 7255 |
初めて乗る路線なのに、また事前知識が無いので、とりあえず終点の別所温泉まで行くことに決めると、丸窓電車?はすぐに発車しました。
ロケハンも兼ねているので先頭車に向かうと、運転席の窓がピンクの壁に塞がれているように見えます。 何事が起こったのかと思ったら、発車してすぐに渡る鉄橋の高いトラスがピンクに塗られていました。 どうも、上田交通別所線は徒者では無いようです。 2010/02/21 上田交通別所線 上田 |
鉄橋を渡ると窓の外に家並みが迫ってきて、今度はまるで江ノ電のような景色です。
市内を走っていることは知っていましたが、最初の鉄橋とは見事な様変わりです。
最初に停まった城下で「上りと交換します」とアナウンスされたので降りると、眼の前に東急1000系が迫っていました。 慌てて撮影した写真ですが、不思議なことに1004の編成を見たのはこれが最初で最後でした。 2010/02/21 上田交通別所線 城下 上田行き 1004 |
列車は上田の市街地を縫うように走りカーブも多いのですが、山地が近付いてきたので、緩やかな傾斜地を上ってきた事に気付きました。
積雪は皆無と言って良いほど見られませんが、中塩田の構内にはスノープローを装備したモータカーが停められていました。 2010/02/21 上田交通別所線 中塩田 |
ここが終点の別所温泉で、いかにも温泉らしい山の裾野といった雰囲気です。
駅舎は優雅な造りで映画のロケに使われそうな年代物でした。
上田から乗った7200系は新丸窓電車で、元祖の丸窓電車は駅の側線に静態保存されています。 これは編成全体が見えていますが、この角度から撮影した人は少ないはずです。 何故なら車両の手前には無用な電柱が3本あり、車両が分断されてしまうからです。 この写真は、3本の電柱を電脳カッターで切り倒したものです。(Photoshop CS4、根元は残してあります) 2010/02/21 上田交通別所線 別所温泉 丸窓電車 モハ5251+モハ5252 |
上田から別所温泉までのロケハン中に、不思議な造りの超個性的な木造駅舎を八木沢で見つけました。
バックに冠雪した高山も見られるので、上田へ戻る際に迷わず八木沢で降りました。
降りて写真を撮っていると運転士さんに「発車しますが乗らなくて良いのですか?」と不思議がられたので「この駅舎が非常に貴重なので..」と答えておきました。 この写真では見えませんが、上田交通別所線に行かれたら撮影する事を強く推奨します。(駅、Sta.に掲載予定) 2010/02/21 上田交通別所線 八木沢 上田行き 1003 |
バックに冠雪した高山を撮るのには、八木沢〜舞田(駅間は約700m)が有力候補と思われます。
また、この反対方向(下り列車向き)にも冠雪した高山が望めます。
この写真は舞田の30mほど八木沢よりから、AF Nikkor 50mm/F1.8D+PLフィルターで撮影したものです。 撮影直後にダッシュして舞田から、この電車に乗りました。(爆) 2010/02/21 上田交通別所線 舞田 上田行き 7255 Next page Last page |