Album 航空写真のアルバム
銀塩写真の時代は撮影した航空写真をプリントして人に渡したりアルバムに保管するのが一般的でしたが、デジタル写真は自分のHDDにアルバムをカスタマイズしたり、ネットにアップしてシェアするなど選択肢が広がりました。
現代のアルバムはソフトウェアやアプリ、ネットは多種多様ですがフロー(InstagramやX.com/twitterなど)とストック(flickrやflyteamなど)の2種類です。ここではストックに必要不可欠なアルバムについて紹介します。
アルバムとは? カテゴリー(分類、ジャンル)の同じ写真を集めたもので、目的は写真を簡単に見つけられて(他のアルバムにあることも分かる)一覧性もあることなので、アルバム数や枚数が多過ぎる(30枚〜300枚くらいが理想)のはNGです。
なお、デジタル写真は簡単に複数のアルバムに収録できますが管理(更新や再構成など)が大変なので、同じ写真を複数のアルバムに収録するのはなるべく避けて、限定することをお勧めします。
1.5W1Hとアルバム
写真にも5W1Hがあり*は自動的に決まります。Whoの他人の写真は著作権の遵守(許可されていること)が必須です。
When(いつ、撮影日)*
Where(どこで、撮影地)*
Who(誰が、撮影者、自分または他人)*
What(何を、被写体)
Why(なぜ、撮影意図)*
How(どのように、撮影機材)*
以下は5W1Hに基づきアルバムを作成した際のメリット、デメリットと解決策です。
1-1.撮影日
メリット: 自動的に決まるので楽で迷わない
デメリット: アルバム数が増え続けてしまう
解決策: 月、四半期、年や季節単位などにする
1-2.撮影地(展望デッキ、公園やスポットなど)
メリット: 自動的に決まるので楽で迷わない
デメリット: アルバム数が増えやすい
解決策: 収録する撮影地を広範囲にする
1-3.撮影者(自分または他人)
メリット: 自動的に決まるので楽で迷わない
デメリット: 枚数が増え続ける
解決策: なし
1-4.被写体(航空会社や機種など)
メリット: 自分で決めるので管理しやすい
デメリット: 枚数が偏り増えることも
解決策: カテゴリーを見直して再構成
1-5.撮影意図(スポッティング、夜間、桜など)
メリット: 自分の撮影スタイルで決められる
デメリット: 収録するアルバムに迷うことも
解決策: 誰にでも分かりやすいカテゴリーに
1-6.撮影機材(カメラ本体の機種)
メリット: 自動的に決まるので楽で迷わない
デメリット: 枚数が増え続ける
解決策: なし(機材変更まで)
2.見る人のニーズ(目的と見たいもの)
ニーズは見る人により多種多様で、フローとストックには向き不向きがあります。
ネットには航空写真に特化したサイトもあり、世界中のスポッターが活用しています。
2-1.見たい飛行機は決まっている(フロー向き)
2-2.好みの写真を見たい(ストック向き)
2-3.どこで何をどのように見られるのか知りたい(ストック向き)
2-4.どのように撮れるのか知りたい(ストック向き)
2-5.航空会社や機種別などで見たい(ストック向き)
3.撮影とアルバム
航空写真を撮影すると連写を多用しなくても、1日で軽く1,000枚を超えることは珍しくありません。
自宅に帰りチェックして失敗(フレームアウト、陽炎でボケ、ピント不芳、動体ブレなど)した写真を削除しても1/2〜2/3は残ります。
このため、ネットのストックにアップする写真はさらに絞る必要があります。
撮影(1,000枚)--> 失敗を削除(-500枚)--> HDDに保管(500枚)--> ネットのストックにアップ(10枚)
アップしなかった写真も削除しないでHDDに保管します。
航空写真も一期一会、消さなければ良かったと後悔しないように。
4.アルバムの成長と進化
ネットにアルバムを作成する際は、自分でカテゴリー(分類、ジャンル)を決める必要があります。
銀塩時代のアルバムは、1-1.撮影日が普通でしたが現代は任意です。
航空写真を数ヶ月撮ったことのある人向けに、flickrの例として構成したアルバムです。
アルバム数を必要最小限に抑えるため、カテゴリーのレベルは敢えて不揃いです。
本来、カテゴリーにはレべル毎にその他(Airlines etc.またはAirlines other)が必要ですが、その他はetc.のみです。
Solaced Airの写真はAirlines、横田基地はAirport、ヘリコプターはetc.に収録することになります。
アルバムの収録枚数が増えると(300枚超)見たい写真を探し難く、見せ難くもなります。
このためアルバムとカテゴリーは随時、見直して以下のようにアルバムを再構成します。
S1:地域別に分割、Americaには南北アメリカ、カナダやメキシコの航空会社も収録
S2:機種別に独立、J-AIRやAirbus A350などは、Airline JALに収録
S3:撮影地別に独立、ターミナル(展望デッキなど)は、Airport NRT/RJAAに収録
S4:カテゴリーとして成り立つ枚数(30枚くらい)に達したら独立、etc.にはその他を収録
S5:航空会社を独立、Airlines(複数の航空会社)をAirline(1社のみ)に変更
S6:地域を分割、収録枚数と今後の増え方に配慮してレベル(CentralとWesternに分けない)には拘らない
S7:航空会社を分割、地域区分(華北,華中と華南など)は知名度が低く分かりにくいため採用しない
S8:撮影日の年別に分割、さらに増えたら細分化
A1:全機が退役したらArchivesに変更、アルバムの位置も現役を優先して最後の方に移動
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