桐生の北側はなだらかな丘に囲まれ、その先は足尾に至る山地へ続いています。
この写真はきのこの採れる丘の上から市街を見下ろしたもので、早朝の桐生は街全体が霧に包まれていました。 この街は古くから産業が発達したためJR両毛線、わたらせ渓谷鉄道、東武桐生線と上毛電鉄の各路線が走っています。 1994/01/03 桐生市街 |
国鉄時代の1970年代には70系の電車、C50やEF12が貨物列車を牽いていたJR両毛線です。
現代の北関東は自動車中心の生活になっていますが、115系の電車は中学生や高校生を中心に結構賑わっていました。 2001/01/01 桐生 JR両毛線 小山行き 115系 |
以前は地上にあった桐生駅も高架になり、プラットフォームには上州の空っ風が吹いています。
だれ一人いなかったプラットフォームでしたが、発車の数分前になると乗客が急に集まってきました。
首都圏では踏切の事故や渋滞を避けるため駅が高架化されて、各駅独自の個性や雰囲気が失われてしまいました。 この写真を普通の人に見せて「赤羽駅で撮りました」と言っても、信じてくれるのではないでしょうか? 2001/01/01 桐生 JR両毛線 小山行き 115系 |
没個性に見えた高架の駅でも、このような車両が登場すると雰囲気が一変します。
国鉄時代にはキハ1x系やC12の貨物列車が走っていた足尾線ですが、現在は第3セクターのわたらせ渓谷鉄道になっています。 かつての阪急電車のような、あずき色に塗られた1両編成のディーゼルカーが終点の間藤に向かって発車したところです。 2001/01/01 桐生 わたらせ渓谷鉄道 間藤行き わ89-312 Next page |