2.飛行機がメイン(AE、露出補正)
飛行機の機体断面は円形で太陽光を反射するため露出補正が必要です。
またベースが白の機体も多いため白飛びの抑制としてマイナス補正します。
飛行機の機体を撮るための露出補正の例
Nikon D3200 ISO400 1/1250sec F10 -0.3EV
AEに頼れそうなシーンですが右エンジンのカウルは円筒形なので白飛びしています。
早朝と夕方の飛行機
時間の経過により明るさが急速に変化するので本来ならばAEが有利です。
しかし早朝は斜光や反射が強いので露出計は強い光に反応してしまいます。
夕方は大気の影響が大きくて遠景やバックと近い飛行機の適正露出は大幅に異なります。
このため試し撮りをしてマニュアルまたはAEで露出補正します。
Nikon D7100 ISO640 1/1000sec F9
白い機体が夕陽に染まり適正露出を予測するのは困難、ブルーバックも夕焼けの影響を受けてやや赤味があります。
夜間の飛行機
夜間は三脚などを使用する長時間露出(バルブ撮影)と高感度撮影で大きく異なります。
夜間のハイライトや明るい部分は飛行機のライトか空港内の照明などです。
長時間露出はISO感度をなるべく低感度にしてマニュアルで試し撮り、高感度撮影はシャッタースピードを決めて荒れない程度にISO感度を上げてマニュアルで試し撮りします。
Nikon D7200 ISO1600 1/250sec F5.6
AEでは厳しいので試し撮りをして飛行機の機体、ライトとバッグに違和感のない露出に設定します。
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