6.夜間
・夜景として明かりを活かす(高感度撮影)
夜景として明かりを活かすためISOは必要最低限の高感度に設定、ModeSまたはModeMで撮ります。
ModeMの場合は撮影したらLCDで必ずチェックします。
飛行機が移動している時はトレース(流し撮り)します。
設定例: ISO1600 1/25secを目安にします。
調整: 被写体の明るさ、照明による光量など撮影条件によりISOを800〜2000に調整します。
露出補正: 撮影したらLCDでチェック、明かりが過度に滲まない-0.3EV〜+0.3EVに露出補正します。
ModeS, ISO1600 1/15sec F3.8 0EV
夜景としての明かりを意識します。手ブレしないModeS 1/15sec、品位を保てる高感度のISO1600、機窓に見える機内照明と尾翼を基準に0EVに設定。
・静止状態(高感度撮影)
予め荒れないカメラの高感度性能を確認 してからModeSで撮ります。
設定例: ISO1600 1/8secを目安にします。
調整: 簡易的に支えるものがあってもVR(手振れ補正)の限界を超えて成功率は低いので、LCDでチェックしてISO3200 1/30secまで調整します。
ModeS, ISO3200 1/15sec F5 0EV
手ブレしないModeS 1/15sec、機体の荒れが目立たない高感度のISO3200に設定。
・タクシング(高感度撮影)
予め汚く荒れないカメラの高感度性能を確認してModeSでトレース(流し撮り)します。
設定例: ISO1600 1/25secを目安にします。
調整: 理論的に動体ブレは避けられませんが、機首と尾翼のロゴがブレて見えないようにISO3200 1/30secまで調整します。
ModeS, ISO1600 1/25sec F4 0EV
機体が暗いのは割り切り動体ブレに見えないModeS 1/25sec、品位を保てる高感度のISO1600に設定。
・離着陸の証拠写真(高感度撮影)
予め極端に荒れないカメラの高感度性能を確認して、ModeSでトレース(流し撮り)します。
設定例: ISO6400 1/100secを目安にします。
露出補正: 光量が不足すると画像が荒れるので、撮影したらLCDでチェックして設定を見直します。
ModeS, ISO1600 1/100sec F4.8 -0.3EV
離陸は加速していくので動体ブレに見えないModeS 1/100sec、蒼さを出すため-0.3EVに設定。
・静止状態(三脚)
三脚を使用してなるべく明るい単焦点レンズ、またはズームレンズの広角端(ワイド)を使用してModeSで撮ります。
設定例: ISO200 15sec F4を目安にします。
露出補正: 撮影したらLCDでチェック、ハイライトの白飛びと強風によるブレが生じないよう8sec〜1/4secに調整します。
ModeS, ISO1600 1/6sec F5 0EV
相応に被写界深度を稼げるF5、品位を保てる高感度のISO1600に設定。
・光跡(三脚)
三脚を使用 してフレームに合わせてModeSで撮ります。
設定例: ISO1600 3sec F5.6を目安にします。
調整: フレームに光跡が収まる露光時間、夜空が白けない絞りとISOに調整します。
ModeS, ISO400 10sec F9 0EV
光跡の時間に合わせてModeS 10sec、被写界深度を稼ぐ必要があるのでF9、近景の適正露出としてISO400に設定。
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