逆光 現代のカメラには逆光によるシャドウの自動補正(Active D-Lightingなど)がありONまたは適切に設定していればレタッチが不要なこともありますが、過度の期待や設定は禁物です。
レタッチのポイントは機体のシャドウを補正して、トレードオフ(副作用)を最小限に抑えることです。
処理の種類を増やすとトレードオフは発生しやすいので種類は必要最低限に抑えます。
Step1.レベル補正 自然な見た目に Step2.露光量 機体などの明るさ、オフセットとガンマなどを補正 Step3.*シャドウ・ハイライト 露出補正やシャドウの自動補正を補完 Step4.*自然な彩度 補正などによる彩度の低下を復旧 Step5.*カラーバランス 補正などによるカラーバランスのずれを補正 注. *の処理は必要な場合のみ適用 過剰な補正 Step1.レベル補正以外による青被りの失敗例です。 青被りとは全体または一部の青みが強く不自然になることで、飛行機は破綻していませんが空と管制塔に強い青被りが見られます。 これを解消するために、さらに処理を加えると泥沼状態に陥り画質は劣化するのでオリジナルに戻って最初の処理からやり直します。 |
逆光の空 機体をメインに撮る人は逆光だと強めのプラス補正で撮り、レタッチで補正するのが一般的だと思います。
プラス補正の適正値(+1/3EV +1EVなど)は試し撮りで確認します。
滑走路に着陸する飛行機は決められたランディングポイントにほぼ同じ降下角で降りるため前の便で試し撮りできますが、ヘリコプターは着陸時点の風向きに安全なコースを選んでヘリパッドに着陸するので試し撮りできません。
このため勘に頼り補正するか無補正で撮るためレタッチは必要です。
レタッチのポイントは機体の高輝度なハイライトを活かしながら、空の雰囲気を残すことです。
Step1.レベル補正 自然な見た目に Step2.露光量 機体などの明るさ、オフセットとガンマなどを補正 Step3.*シャドウ・ハイライト 露出補正やシャドウの自動補正を補完 Step4.*自然な彩度 自然な彩度を確保 Step5.*カラーバランス 自然なカラーバランスに補正 注. *の処理は必要な場合のみ適用 過剰な補正 Step1.レベル補正以外による失敗例です。 機体は問題ありませんが、機体の周辺に不自然なハローが発生して空は荒れています。 複数の処理をしているため、オリジナルに戻って最初の処理からやり直します。 |