Railways: JNR103

103系の車両

103系は日本国有鉄道の直流通勤形電車として製造され、JRに継承後も改造車が製造されています。

スペックは基本的に101系を踏襲したもので、軌間1064mm、全金属製セミ・モノコック構造/車長20m/切妻型、幅1300mm両開き4ドア、2段上昇式ユニット窓、ロングシート、定員約140名/両、最高速度100Km/H、コイルバネ台車、直流1500V、MM'ユニット構成/1抵抗制御装置/1パンタグラフ、MT55(110kW)4基/両、カルダン駆動、電磁直通SELD方式ブレーキ（電気+空気）、グローブ形ベンチレーター、扇風機または集中冷房ユニット、ATSまたはATCに密着形連結器を装備しています。

1963年（昭和38年）から1984年までの22年間に渡り、国電では最多の3447両が製造されました。なお、103系は101系と異なり低コストと短距離区間での高加減速を指向してMT比1:1、歯車比1:6.07、車輪径を910mmに変更しています。

これらの車両を大きく分類すると、量産形でメインの0番台、試作・改造の750～910番台、地下鉄対応の1000～1500番台と路線別改造の2000～3550番台の4グルーブになります。

0番台 Type1	量産形（低運転台、ATS、大型1灯） 1963~1970年製
0番台 Type1	試作冷房車（低運転台、ATS、大型1灯）山手線 1970年製
0番台 Type2	量産形（低運転台、ATS、シールドビーム2灯） 1971~1973年製
0番台 Type3	量産形（高運転台、ATC、シールドビーム2灯） 1974~1984年製
750番台	サハ101の改番
800番台	910番台の電装解除
900番台	先行試作車山手線 1963年製
910番台	超多段式制御試作車山手線 1967年製
1000番台	常磐線/営団地下鉄千代田線 1971～2004
1200番台	総武・中央線/営団地下鉄東西線 1966～2003
1500番台	筑肥線/福岡市営地下鉄空港線 1983～
2000番台	関西本線（クハ100の改造）
2050番台	阪和線（クハ101の改造）
2500番台	片町線
2550番台	片町線
3000番台	川越線・八高線（73系600番台の改造、半自動ドア） 1985～2005
3500番台（JR東日本）	川越線・八高線（半自動ドア） 1996～
3500番台（JR西日本）	播但線 1998～
3550番台	加古川線 2004～

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