総武・中央線から営団地下鉄東西線に直通する301系は、1966年(昭和41年)に製造された国鉄の地下鉄乗入車第一号です。
1964年(昭和39年)から量産された鋼製車体のモノトーンでコイルバネの台車を履く103系と全く異なり、アルミ無塗装の車体に黄帯と空気バネを装備した画期的な国電でした。 しかし製造コストが高いため量産されず、1970年(昭和45年)から鋼製・コイルバネの103系1000番台が増備されました。 このため、国鉄時代に300番台の通勤形車両は301系が唯一の形式となりました。 このような希少車なので大量増備されているE231系とは無関係だと思っていたら、とうとう東西線用の800番台が登場して世代交代しました。(2003年6月初旬に現役引退) ここでは、301系と従兄弟に相当する営団地下鉄東西線の5000系などを紹介します。 |
営団地下鉄の東西線を中野まで走って来て、折り返し東西線の西船橋に戻る301系です。
西船橋は中野と同様にJR総武本線と営団地下鉄東西線の駅ですが、同じ西船橋行きでも地下鉄東西線直通という呼び方で区別されます。 2003/05/25 中野 営団地下鉄東西線 西船橋行き クハ301-4 |
クモハ300の運転席です。
動力性能が同じ103系に良く似た操作系ですが、地下鉄乗入車に特有の装備もあります。
2003/03/08 西荻窪 JR総武・中央線 三鷹行き クモハ300 |
高円寺から阿佐ヶ谷に向かって快走する301系です。
東西線の地下部分を出て中野から三鷹までは中央本線の快速と並走、6駅9.4kmを約14分で駆け抜けます。
2003/03/08 阿佐ヶ谷 JR総武・中央線 三鷹行き クモハ300 |
荻窪駅に到着する301系です。
登場した頃に比べると荻窪駅前は大変貌を遂げましたが、プラットフォームには昔の面影が濃厚に漂っています。
2003/05/25 荻窪 JR総武・中央線 西船橋行き クハ301-4 |
アルミ無塗装の車体に黄帯で登場した301系ですが、灰色に青い帯さらに冷房装置とJRロゴが付いて別形式にも思えます。
2003/05/25 荻窪 JR総武・中央線 西船橋行き クハ301-4 |
運転席のドアにちょっと違和感がありますが、このドアにアルミ無塗装時代を感じさせられます。(ステンレス製に交換されたものだそうです)
2003/05/25 吉祥寺 JR総武・中央線 西船橋行き クハ301-4 |
中野から東は地下鉄東西線で、営団地下鉄のシンボルとも言える黄緑色の制服を着た運転士に交代します。
営団地下鉄の5000系、05系にJRの301系、103系1000番台と最新のE231系800番台が東西線に直通する車両です。 2003/01/26 中野 営団地下鉄東西線 西船橋行き クハ301-4 |
東京西鉄道管理局甲府機関区のEF6439が牽く中央本線の普通旅客列車と301系が並走するシーンです。
301系の方向幕には、西船橋 地下鉄直通 1973/08/29 高円寺 JNR総武・中央線 西船橋行き 301系(左) JNR中央本線 新宿行き EF6439(右) |
カラー写真でないのが残念ですが、JNR時代のアルミ無塗装、非冷房車で黄色ストライプの姿です。
この姿に復元して大宮工場に保存されたら最高ですが... 1974/06/02 中野 営団地下鉄東西線 西船橋行き 301系 |
通勤時間帯よりも混んでいた、さよなら301系が終点の高尾に到着するところです。
201系のルーキー? 四季彩がお出迎えです。 2003/08/03 高尾 臨時 三鷹〜高尾 301系 Next page |