名古屋の栄から国道19号線と小牧東インター有料道路で約35Km、犬山にある博物館明治村へ約50分で到着しました。
明治村の公式駐車場から100mほど歩くと、この明治村の北口(SLとうきゃう駅)があります。 明治村は谷口吉郎博士(明治村初代館長)と土川元夫氏(元名古屋鉄道会長)が創設者で1965年3月に公開され、現在は100万m2の敷地に67件の建物や車両が展示されています。 2007/08/12 明治村北口(SLとうきゃう駅) |
明治村5丁目の北東にあるSLとうきゃう駅の奥には、動態展示されている明治時代の蒸気機関車の庫があります。
9号機(1912年 Baldwin Locomotive Works製)と12号機(1874年 Sharp Stewart & Co.Ltd.製)が動態展示され、この日は12号機が列車を牽き、9号機は庫内でお休み中でした。 2007/08/12 SLとうきゃう駅(機関庫) 9号機 |
SLとうきゃう駅〜SLなごや駅の動態展示は機関車により3両編成の客車、ハフ11(1908年 天野工場製)+ハフ13+ハフ14(1912年 新宮鉄道製)が往復しています。
両駅にはターンテーブルがあり、機関車が到着すると運転士と駅員が協力して手動で方向転換します。 この12号機は日本最初の鉄道(新橋〜横浜)に使用された機関車の1両で、由緒正しき歴史の生き証人です。 2007/08/12 SLとうきゃう駅(機関庫) 12号機 |
「とうきゃうえき」の駅舎で、瀟洒な水色に茶色の屋根の建物です。
当時の新橋(ここでは東京)〜横浜は海沿いを走っていたので、今風に言うと「ウォーターフロントの新交通システム」ということになります。 このショットは発車した列車の最高尾から撮影したもので、12号機の煙で霞んで見えています。 2007/08/12 SLとうきゃう駅 |
発車待ちをしている列車で、乗客が次々と乗り込み活気があります。
この日は夜に花火大会が行われるためか、和服を来た女性がかなり乗っていました。 ものの本によると、新橋〜横浜の開業直後は列車の発車後に、乗客の脱いだ履物が残っていたこともあったようです。 2007/08/12 SLとうきゃう駅 12号機+ハフ14+ハフ13+ハフ11 |
SLなごや駅に向かう列車の最高尾、ハフ11の車内です。
ダブルルーフにあるガラスのおかげで、車内は意外に明るくなっていました。 消火器と成田山のお守りは現代のものですが、ロングシートでクッションのある座席は当時と同じものなのか?不詳です。 2007/08/12 SLなごや駅行き ハフ11 Next page |