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Sakura: デジタル放浪記



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2006年

ピントがフワフワ! 2007/07/14 18:57:18

ズームレンズの格安新品をオークションで購入、SIGMA 18-125 DCからTAMRON 18-200 DiIIに変更しました。

SIGMAのズームレンズはシャープな描写が特徴で、高倍率ズームに良くある広角端での周辺光量落ちが少し見られるものの、小型軽量の優秀なレンズで鉄道写真のスナップに活躍しました。

首都圏の鉄道路線には高架線や地下部分が多く、駅にはホームドアや列車管制用の表示器、線路には架線柱が増えて、線路脇はフェンスやビルだらけ。昔のように標準レンズでもそれなりの写真が撮れるポイントは激減しました。

このため高倍率ズームを使って障害を克服できるアングルと焦点距離を探すのですが、さらにポイントを増やすため18-200に買い換えました。

しかし、配達されたレンズで試し撮りを終えて17"の液晶画面で結果をチェックすると、不思議な写真が撮られていました。 標準域から望遠側は普通で問題はありませんでしたが、広角側は何処にピントが合っているのか?フワフワしていて分かりません。 最初は手振れだと思って他のショットを見ても、やはりピントがフワフワなものばかりでした。

TAMRONのサイトを調べてサービスセンターに「初期不良だと思うので、交換は可能ですか?」とメールで問い合わせると翌日、「カメラ個体やレンズ個体の相性でボケて見えるケースがあります。保証期間内なので撮ったサンプルとレンズを送っ下さい、無償で対応します。」との回答が来ました。

着払いでサービスセンターに送付して約1週間後、サービスセンターのNikon D70を基準に調整されたレンズは、全域でピントがしっかり合っていました。

ほとんどのオートフォーカスは、コントラストを測定して最も高いところを合焦点と看做しています。 数カ所のボイントを測定、さらに各社のノウハウでデジタル演算により総合評価して合焦点は決定されます。

しかし、測定されるのは相対値であり、レンズ側の調整がずれていて実は本来の合焦点に到達していないと、フワフワな写真ができてしまいます。

結局、フワフワな写真の原因はレンズ側の調整がずれていたためで、一種の初期不良でした。 撮影結果がボケたように思える方は、メーカーに問い合わせることをお勧めします。


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