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Sakura: デジタル放浪記



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デジカメで鉄道写真にチャレンジ 2006/07/30 01:01:11

日本で一般の個人向けにカメラメーカーからデジカメが販売されたのは1996年(CASIOはその前から)です。最初はほとんどが35万画素で、OLYMPUSのCAMEDIAが珍しく上級機に81万画素のCCDを搭載していました。最近のケータイには300万画素のCCDカメラを搭載しているものもあり、隔世の感があります。

当時はインターネットのプロバイダやパソコン関連誌がスナップやホームページを作るのに便利で十分な機能だと販売を後押しして、価格も5万円前後だったので、パソコンを使っている人は競って購入していました。

しかし、パソコン関連誌の製品比較はパソコン担当の記者や評論家が書いたもので、その内容は写真やカメラに詳しくないことが明らかでした。一方、ヨドバシカメラやビックカメラなど銀塩カメラに詳しい販売員は製品の実力を正確に把握していて、スナップとはサービス版程度が限界、ホームページを作るとは320x240ドット以下、つまり千円以下のレンズ付きフィルム、写ルンですの最下位機種にも劣るレベルだったのです。

私は1996年にOLYMPUSのCAMEDIAを使う機会があって便利なことは知っていましたが、すぐには買いませんでした。しかし、デジカメの技術は分進秒歩で数年後に実用レベルになることも確実なので、1997年にデジカメを購入して鉄道写真にチャレンジしました。

写真は1997年に買ったPanasonicのCOOLSHOT IIで撮ったものです。当時のデジカメの欠点は全て備えていて、スイッチオンから撮れる状態まで数十秒、シャッターを押して写るまで数秒、写った写真は色化けが激しく低画質、次の写真が撮れるまで数十秒、電池はあっという間に蒸発(15分位が限界)というトホホなものでした。

それでも、携帯性は良く(大量の電池は必要でしたが)、パソコンとの相性はまあまあでしたので、スナッブ用として持ち歩き数十枚は撮影しました。


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