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Sakura: デジタル放浪記



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465mmの世界 ! 2006/09/14 23:04:21

デジ1眼にメインをシフトしてから約1年が過ぎて銀塩1眼の出番が激減したので、手持ちのレンズを見直して銀塩用の28-200mmを売却、デジ1眼/銀塩兼用の28-300mmに買い替えました。この理由はサッカーの試合を撮るためで、スポーツ系の写真には長焦点の望遠レンズが必要だったからです。

APS-Cサイズのデジ1眼は銀塩に比べ見かけの焦点距離が約1.55倍になるので、鉄道ファンにとってもメリットとデメリットがあります。鉄道関係の雑誌の表紙によくある長焦点の望遠レンズで撮ったロングショットを手軽に撮れるのがメリット、駅全体や狭い構内で全体を撮るための広角レンズが限られるのがデメリットです。

何本もレンズを揃えるプロや本格派の方には無縁かもしれませんが、限られた予算で数本のレンズしか持ち歩かないアマチュアにとって、広角レンズが限られるのは辛いことです。銀塩時代に重宝した24mmの画角を得るためには15.5mmの超広角レンズが必要で、かなりの歪みを覚悟する必要もあります。さらに、このクラスは大きく重くてズーム域が広角側のみで価格も高く、常用するには辛いものがあります。

このため、広角域は18-200mmの28mm相当で割り切り、デジ1眼のメリットを活かせる28-300mmにシフトしました。このズーム域は銀塩1眼ではオールマイティに近く、ベストセラーになっていますが、APS-Cサイズのデジ1眼では広角側が43.4mm相当の標準域に限られ望遠系のズームに変身します。

しかし、望遠側は465mmの世界が得られます。銀塩時代は300mmを超えるレンズは超望遠で、大きく重く手持ち不可の別世界でしたが。シャッタースピードさえ確保できれば、手持ちも可能なサイズ(TAMRONでは354g)になりました。

写真は新宿駅の10番線から大久保方向を撮影したものです。465mmの世界はパースペクティブに重層感があり、迫力のある雰囲気が得られました。


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