Sakura: デジタル放浪記

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Nikonに回帰? #2 300mmのレンズ沼? 2008/07/09 22:45:02

ここでは、Sakuraが迷走してNikonに回帰?した顛末を紹介します。

銀塩時代の300mmは超望遠の別世界でしたが、技術の進歩によりレンズの小型化と軽量化が進み、手持ち撮影も可能になりました。 2006年8月にTAMRON 28-300 XR DIを購入、デジタル一眼（APS-C）のメリットである465mm（35mm換算）を手に入れました。

望遠域では得にくいコントラストも良好、理論値（焦点距離の逆数、1/465秒）を超える1/500秒以上で手ブレは収まりました。しかし、465mmの世界はやはり厳しく、機関車や先頭車の直照（シールドピーム）を受けると緑色のゴーストが発生しました。（惜）

構図やアングルの工夫で直照を避けられる場合は良いのですが、如何せん望遠域のシーンでは機関車や先頭車がレンズの中心を向くケースが多く、最近は事故防止のため前照灯が点灯されることも多いので、2007年7月にNikon AiAF Zoom-Nikkor ED 70-300に交換しました。

当時は既にNikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300が販売されていましたが、VR（Vibration Reduction、手振れ防止機構）は三脚撮影には使用不可、さらに動いているもの（列車）に対しては無効なので、割り切って中古で激安のEDレンズを買いました。

この2代目は製造中止ですが評価の高い名玉で、EDレンズの描写は優秀でしたが、撮影頻度の高い70mm未満はレンズ交換の必要があります。セカンドボディを買えば解決しますが、レンズ内蔵モーターが無い（AF-Sではない）ので、エントリークラス（D40/D40X）のボディではAF（自動焦点）を使用できません。

このためレンズの選択肢を増やすことも狙い、セカンドボディは制約の無いCanon EOS KISS Digital N（2007年9月にKISS Xに交換）とCanon EF 100-300 USMを購入しました。この3代目は有名なロングセラーで定評のあるものです。 Canonらしい明るい発色で良かったのですが、アクシデントで転倒した時に下敷きになり、レンズ本体が割れてジャンクになってしまいました。（慚）

どうしようもないのでAiAF ED 70-300を売却、2008年2月にCanon EF 75-300 IS USMの中古を購入しました。この4代目はCanonのミドルクラス（トップクラスはLレンズ）の上級レンズで、明るさや発色は良好でした。しかし製造中止なので設計は古く、IS（Image Stabilizer、手振れ防止機構）は初代のため絞り2段分の効果、USM（UltraSonic Motor、AF用の内蔵モーター）も速くありません。

これをEF 70-300 IS USMに交換するとIS（絞り3段分）とUSM（AF速度）は改善されますが、より設計の新しいAF-S VR 70-300（VRは絞り4段分）には1歩譲ります。悩んだ末にEF 75-300 IS USMを売却、Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300の新古品に交換しました。

初代 TAMRON 28-300/3.5-6.3 XR DI

2代目 Nikon AiAF Zoom-Nikkor ED 70-300/4-5.6

3代目 Canon EF 100-300/4.5-5.6 USM

4代目 Canon EF 75-300/4.5-5.6 IS USM

5代目 Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300/4.5-5.6

結果的に300mmのレンズは2年弱で4回の買い替え、購入と売却の差額は約76000円で、なぜかAF-S VR 70-300の新品とほぼ同額です。鉄道ファンに人気のCanon Lレンズより桁違いに安く、レンズ沼と言うにはほど遠い小額なので、レンズの補講を受けたことになります。（呆）

PS: 私はレンズメーカーやカメラ屋さんの関係者ではありません。

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